久々の投稿となってしまいました。m(__)m
7日朝から天気がよく開園前にも関わらず、たくさんのお客さんが来てくれていました。ありがとうございます。
前にも書きましたが、この日はカートを2台出し今までより多くの人を乗せる事ができました(それでも限界があるので乗れなかった人はゴメンナサイ)。ちょうどムツスペの撮影も来ていておかげさまで盛況に終わる事ができました。
ここのところオオカミ犬のカイの便が悪く食事を2回に分け、それでも良くならないので今日から3回にしようと言っていました。カートが終わってスタッフがカイに餌をあげに行ったのですが「カイちゃんが泡をふいて倒れている、早く来て!」という声に急いで行くと、そこにはいつものカイではなく泡をふいて倒れ、痙攣し、意識のないカイの姿がありました。すぐに高橋さんが抱きかかえ、非常用に置いてあった酸素を鼻先へあてがいました。おそらく状態からして倒れてからそんなに経ってないと思います。上辻さんも駆けつけてくれました。酸素の量が少なくなってきたのでバイクに乗っているスタッフに買ってきてもらい、絶やさないようにしました。泡がのどに詰まらないように肩の位置を高くし、口の中をタオルで拭いてやりました。みんな必死だったと思います。20分以上続いたでしょうか、痙攣の間隔が徐々に短くなりだいぶ落ち着いてきたので高橋さんと上辻さんに病院へ連れて行ってもらいました。
私たち残ったスタッフは運動会に参加しなければなりませんでした。待っている時間というのはとても長く、何もせずに待っているよりは良かったのかもしれません。
運動会が終わり戻ってみると高橋さんが帰っていました。獣医さんの話によると痙攣の原因ははっきりと解らないそうです。ただ長い間痙攣をしていたので体温が上昇し熱中症になっているとの事で、体を冷やす手当をして入院する事になりました。
閉園時間を向かえ、病院へ行くとケージの中でだいぶ落ち着いたカイがいました。痙攣が治まらないので抗痙攣剤を投与したそうです。それでも口元はかすかに痙攣し薬がきれたらまた痙攣を起こすのではないかと言われました。しかしそれよりも熱中症の影響で内蔵がどれだけダメージをくらっているかが問題で、尿がまだ出ていなく一番影響を受け易い腎臓の状態が心配だとおっしゃいました。
でも前にも一度生死を彷徨い復活した事があるので、帰りの車では「カイちゃんだから大丈夫!」と話をしていたんです。
しかし8日の開園時間が少しすぎた頃、病院からダメだったとの連絡が入りました。高齢で足腰も弱くなってはいたので、こういう日が近い事も覚悟はしていましたが、やはりショックでした。カートを出す時間だったので私たちは残り、高橋さんに遺体を引き取りに行ってもらいました。
カートから戻るとカイが帰ってきていました。私にはカイの寝顔が穏やかというよりは、何とも言えないカイちゃんらしく見えました。やはり腎不全だったそうです。
1月に北海道に行き、10ヶ月という短い時間ではありましたがカイにはいろんな事を教えてもらいました。ありがとう、カイ。